作品レビュー

いまさらだけど、映画「ALIEN」をみたので感想を書くよ

映画「ALIEN」をみました。
なんか続編の新しいやつとかじゃなくて、最初の作品です。
ネタバレがんがんしてるんで注意。(1979年の作品でネタバレ注意もないか)

きっかけ

漫画家の冨樫義博さんが好きな映画ベスト3の一位に上げているのを知ったので。
そういえばシリーズを一つも見たことがないことに気が付いたのです。
amazon primeとか古い作品に簡単にアクセスできるので素晴らしい世の中だと思います。
amazonの見放題作品ではなく、吹き替えレンタル100円でした。(安い)

ほかに最近見て、おもしれーなーと感じた古い作品は「仁義なき戦い」です。
こちらもおすすめ。

2018年に「ALIEN」の感想を書く奴もなかなかいなかろう

考察とかもやり尽くされてるんだろーなーと思います。
でもそれ読むとこの感想を書く気なくすと思うので見ないで書きますよ。
間違ったこと書いてたら「こいつにわかだなー」とか「そういう勘違いするんやなー」とか思ってもらえればいいのでテキトーに考察も混ぜつつ書きます。

映像すごくないっすか?

100%異世界じゃないっすか。なんでこれを映画にしようと思って、実際映像にできてるんだ?ほんとすごいです。
エイリアンも全然ちゃっちく感じませんね。荒さを見せない演出も素晴らしいと思います。

機械類も凝ってましたね。
操作系とかは1980年代っぽさがありましたけど、マトリックスの船の雰囲気も似たようなもんだったので「未来の船内」の想像ってあんな感じなんだろうなーとおもいました。

2種類のエイリアンがいたの?

一つは船内で襲って来て人に寄生するやつ。
もう一種は警告電波を送った人間以外の知的生命体。
信号が送られてた星での謎の造形物はそいつらの船で、最強生命体に襲われて全滅した。みたいな感じですよね多分。

その人らの船の造形もすごかったっすね。
異世界の道具って感じでなんに使うかわかんない感じがすごい。
「エイリアンの死体だ」っていうセリフがエイリアンは普通にいる存在なのかーっていうのがわかるのと
僕「エイリアンの死体なの!?」って思いました。良い。
一見してコックピットっぽくないのが良い。

おいおいおまえらちゃんと仕事しろよ

っていうシーンがいっぱいありましたねw
これに関しては指令を受けたロボットがわざとミスを誘発してたって理由づけがされています。
(ロボットもただのメカメカしいのじゃなくて、生物工学でつくったっぽいのがいいですね。見返してないですけど多分飲食してましたもんね)

黒人のにーちゃんがずっと正しくて笑いました。
・信号なんてほっといて帰ろうぜ → ほっとけばよかった
・こんな星さっさとでていこうぜ → さっさと出て行けばよかった
・冷凍しちまえばいいんだ! → 冷凍しちまえばよかった(多分)

ボーナスもちゃんと満額あげるべきだったね。

しかしロボットと会社よ。もっと安全でいい方法があったんじゃないのか?
最低でも体液で溶けない隔離室を用意しとけよ。
船長はちょっと特殊任務について知ってたっぽいですよね。
船長だけエンジニアの分のボーナス回すよ、みたいな契約だったのかもしれないですね。

マザーがポンコツすぎる

今作ったら音声認識ですよね多分
マジで作中で何もしてくれてないのに登場人物はみんな信頼してるのがおかしな感じでしたね。
作品を作った頃だとあれをしてくれるだけども相当優秀なコンピュータだったのかもしれないですね。
あと、船内に生物センサーとか付けれるんじゃねえの・・・?って思ったり。
医務室・生体隔離室とか本船とは離れた場所に置いといてもよかったし、という細かいツッコミもあります。

金属を溶かす強力な酸という優秀な仕掛け

めったざしにしてぶっ殺しちまえばいいんだ!
という短絡的な手をこれで潰しているんですね。体液で穴が開けば全滅するかもしれないという危険が気軽に手を出せないという緊張感を作っていました。

最後まで緊張感ありましたね。

自爆から生還した後、
「あれ、これで終わらないってことはまだ一山あるな・・・」
で、エイリアン出て来て
「あーこれぜんめつエンドもあるで!終わったな!」
って思ってました。

最後きっちり今ある最善手で現状を打開するのがすごくよかったです。
助かっても地球から10ヶ月かかる距離ってのがかわいそうですね。

昔の名作は教養として見るべき

最新作だからって面白い訳でもないですよね。
単純にリメイクしても面白さが失われてたりするので、最初のオリジナル作品ってのはパワーがあるなーと思います。
最初のアドベンチャーゲームであるはずの「ポートピア連続殺人事件」で2~3作めでやればいいはずのオチである「犯人はヤス」をやっちゃうパワーみたいな、最初から本気出しすぎだろ・・・みたいなことです。

おわり

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