日記

鬼滅の刃のキャラデザがすごくよくできている件について

鬼滅の刃を読んでいます。
全巻の中古価格も下がっていて、手に取りやすいですね。

今21巻を読んでいます。物語も佳境ですね。僕の中だけで。
アニメの1期ぐらいの部分は惜しげなく言及しますが、その後の重要なネタバレは一切なしなので安心して読んでください。

桑原はぶられ問題を解消

幽遊白書で桑原くんというキャラがいるのですが、コラボでハブられがちです。
物語的には、非常に重要なキャラクターというのは間違いありません。
メインキャラにその他のキャラを際立たせるキャラクターが必要なのですが、そのキャラ自体の人気というのは少なくなってしまうという問題があります。

伊之助というキャラクターの優れたデザイン

伊之助が桑原くんのポジションというのは大半の方がうなづいてくれることではないでしょうか。

猪突猛進で、力で押し通す真っ直ぐなキャラクターです。さらには猪の顔をしているためルックス的にも立場は同じでしょう。
ただそれだけのキャラであれば、こういったコラボで省かれてしまうキャラクターになってしまうかもしれません。

炭治郎、善逸、伊之助(猪面)のなかに美形のキャラクターがいない

この三人。美形のキャラクターがいないではありませんか。女の子みたいな顔の。
蔵馬くんポジションです。ハンターハンターで言えばクラピカ。

誰がその美形ポジジョンを伊之助が担っているのです。
面を外すと女の子のような顔なのです。

三人の中で最も美形の顔なのでコラボで外されるわけがないのです。
これに気づいた時、めっちゃよく考えられてできているじゃん!と思いました。

めっちゃずっと戦ってんじゃん。そしてジョジョイズム。

少年漫画ってやっぱり戦いがメインなんだなぁ、というのが思ったところです。
戦い戦い、戦いに次ぐ戦いで休む間がないな、というのが正直なところ。

ジョジョに非常に影響を受けているマンガだな、と思いました。

・無惨が吸血鬼だし、DIO的なカリスマ
・弱点は太陽
・対処法が呼吸法
・割とすぐに人が死ぬ
・戦闘時に閃いて状況が打開する

といった共通点が随所に見られます。
なんとなくパワーで押し切る感じじゃなくて、それぞれの戦闘でそれなりにちゃんとした理由があり勝っていくのもいいなと感じました。

キャラクターの作り込みがすごい

作者の方は全ての登場人物の背景を考えているんだろうなと思いました。
そこがこの「鬼滅の刃」の凄みだと思います。

現在のキャラクターだけでなく、先祖のキャラクターまでも作り込み、人間の相関図が脳内にあるのは凄まじいことだと思います。
キャラクターそれぞれの存在に無駄がなく、モブとして出てきた人物にもそれぞれ愛がある。すごいことだと思います。

炭治郎の包み込むような愛が物語を通じる伝えたいテーマとなっています。
しかし、その反面ほとんどのキャラクターがそれぞれ絶望を抱えており、無惨のような信じられないようなパワハラ男も両軸で存在しています。

作者はきっと炭治郎のような人物であろうと思うのですが、鬼側の理論へも多少なりとも理解があるだろうと感じずにおれません。そうでなければこんなストーリーはきっと書けない。

どんな人生を過ごしてきたのだろうと、感じたのでした。

結局のところ平凡な日常が尊いというメッセージ

鬼が日常を乱すことによって、平凡な日常の貴重さが際立っています。
「今ある日常がずっとあるものではない。不意にそれが奪われることがある」
このことは忘れずに生活したいと思いました。

こちらの記事もおすすめ!