感想 : リズと青い鳥

リズと青い鳥を見てきました

その感想です。
ネタバレなしで書くことが不可能なので、視聴後の方に向けた文になりますのでよろしくお願いします。

リズと青い鳥とは

響け!ユーフォニアムのスピンオフ映画です。
もとのアニメを見た人はより楽しめるでしょうし、見てなくても多分全然問題ないでしょう。
自分はTVシリーズは視聴済みです。

響け!ユーフォニアムの割とサブの登場人物であった「みぞれ」「のぞみ」を中心に話が展開します。
絵柄も物語に合わせて繊細な印象に変えてあるのも面白いですね。

自由曲に選ばれた「リズと青い鳥」。
この曲は物語をもとに作られた曲で、「オーボエ」「フルート」は「リズ」「青い鳥」の掛け合いを表現している。
仲はいいはずの2人だがどこかすれ違いのある二人はここが全く噛み合わず・・・?

みたいな話です。

派手な話ではないですねぇ

個人的な総合点は5段階評価で「3.5点」といったところでしょうか。
響けユーフォニアムだとわかりやすく盛り上がりポイントがあってわかりやすかったのですが、この作品は徹頭徹尾心理描写。
割と地味な印象を受けます。派手な展開を期待する人は見に行かないほうがいいかもしれないですね。

かと言って、絵が地味なわけではないです。
作中劇(曲)の「リズと青い鳥」の物語と、現実の「みぞれとのぞみ」の表現が交差されながら進行していきますので、「リズと青い鳥」の場面ではジブリの魔女の宅急便みたいな世界が描写されてます。どこスクショしても絵本になるんじゃねえかってぐらいきれい。構図もかっこいい。
吹奏楽部の描写部分でも、「THE 高校生活」なオブジェクトがめちゃくちゃ丁寧にかきこまれてます。
とはいえ、あんなかっこいい生物室?ないと思うんですよね。フグとか飼うのむずかいいでしょ多分。
細かいスカートのはね方とか、靴とかフェチ兄貴もきっと大満足の内容です。

表現も心理描写ばっかで結構難しい!
表情や、絵、セリフで心理を表現していると思うのですが、周りに描いている環境、オブジェクト、シチュエーションも登場人物の心理を表していると見たほうがいいでしょう。
わかりやすいところでいうと
雨が降ってきた → 二人にとって悪いことが起きている
みたいなことです。

正直1回見ただけじゃわからんと思う。めちゃくちゃ視聴者を信頼してる映画だと思います。(わからんて)

わりと見てて心地よくなっちゃうので(曲とかもいい感じにね・・・)、一瞬寝落ちしてしまった。
隣の人も結構寝てたし、上映室でたあと寝ちゃったって声が聞こえてきたんで、結構寝てた人多いと思います。
眠いときに見に行っちゃだめですよ。

リズ=みぞれ 青い鳥=のぞみ ?????

最初は↑ あとで立場が入れ替わってる、というようなことを言っていますが、正直あんまりしっくりこないです。
リズ、という人物が割としっかりしてて、自立しておりそんなになにか欠如している感じがしないんですよね。
むしろ、青い鳥に出会ってから自分が寂しかったことに気づいてしまったという印象を受けます。

あれ、ってことはみぞれも孤独でも大丈夫な人間だったが、のぞみに出会うことで自分のたりなさに気づいてしまった・・・ということなんでしょうか・・・・

青い鳥はリズに会いに人間の姿になって訪れます。
リズのことがめちゃくちゃ好きで、リズこそが自分のすべてと言っています。
「人間の姿になる」というところがリズに合わせることで鳥として外の世界へ羽ばたく可能性を捨てる、という意味なんでしょうね。

この辺は人によって解釈の差がありそう。

鳥かごの開け方

たぶん、お互いに相手を大事にして遠慮していたけれど、
遠慮をやめても、それらは相反しているものではないということに気づいたのだと思います。

好きな人と必ずしも一緒に歩まなくても、好きな人が「あなたのオーボエが好きだから続けてほしい」という言葉だけで十分なのだということ。

「みぞれのオーボエが好き」という言葉だけで歩んで行けるのです。
結果的には違う道を歩んでいくことになるわけですが。

dis joint と joint

全体的に視聴者に解釈を委ねてる感のある作品ですが、明らかに文字で表現してます。
disjoint 調べてみると脱臼とかバラバラとか。
joint ジョイント 継ぎ手 など。

物語の最初と最後が対比になってます。

最初の噛み合わない表現うまいっすよね。
のぞみ 「リズと青い鳥ができてうれしい」
みぞれ 「のぞみといっしょでうれしい」(たぶん)

最後は「dis」打ち消してましたんで噛み合ったんでしょうね。
歩く立場も入れ替わるかな、と思ったんですけどあるきはじめだけ入れかってまた最後は定位置に。

ほかの人のいろんな意見を見たあとにもう一度みたいですね。

なので色んな人、自分の解釈でレビューしてくれ・・・たのむ!
また見に行くか、レンタルがスタートしたらじっくり研究して見てみるのもあ面白いかなと思いました。