PS3で発売されなかった、個人的因縁のタイトル。
このせいでゲーム機買うの躊躇するようになった気がする。
まーそんなことはどうでもいいのです。
一通りクリアしたので、感想を書きたいと思います。
自分の楽しみ方としては、やり込みとかは一切せずストーリーをさらって終わりです。
ちょっとしたネタバレも含むと思います、本当に楽しみたい人は読まないほうがいいかもですが、もともと雰囲気ゲーなのでネタバレ知っててもゲームの楽しさに代わりはないはず。
少年と大鷲のディスコミュニケーション
意思が伝わらない!
前半特に・・・。
それは製作者側的にも意図したもので、「大鷲がやる気出したらもっとスムーズに進むんちゃうんか!」というフラストレーションが募ります。
まぁ、そういうのがおいおい解消されていきますけどね。
野生感とペット感のバランス
上のものと繋がってきますが、これが非常にいい感じですね。
強いし、跳躍力とかでいろんな所に移動できちゃう万能キャラなんですが、反面弱点をいっぱい持ってます。
・妙に臆病
・餌を自分でとってこれない
・アホ
猿回しみたいに強制的にいうことを聞かせて芸をさせるのだと、なんかちょっと違うと思うんですよね。
途中で簡単な指示をできるんですけど、度がすぎるとペット感が出ちゃうし。
でも餌がじぶんでとってこれないのは不安な要素ですよね。
犬なのか猫なのか鷲なのか
OPとか、ゲーム再開時に出てくるペン画。
ちょっと気持ち悪い感じがすごく良かったです。自然に嘘つく感じ。
犬っぽい所もあれば猫っぽい所もありますね。あんまり鷲っぽくはないです。
鳴き声もいろんな動物のものをミックスしてる感じがします。
甘えるところは犬だし、たまにー「モー」って牛の声がするし。
ひーひー言ってるところは豚じゃないかなと思います。
たまに「サァーッ!」ってため息みたいな声を出すんですけど、それだけすごく違和感あるなって持ってました。
作中の中で、成長するというか、回復していきます。
ビミョーに色々変わっていってて、折れたツノに新しいツノが生え始めたり、後半綺麗になったり、第二のツノが生えそうな突起まででてきたり。
羽についても言わずもがな。
細かいなぁと思いました。
最後のほうは懐いてきて、、、、。
高所恐怖症だと10倍楽しめる?
このシリーズ通じてなんですけど、高所恐怖症を殺す勢いの高さ表現。
高所恐怖症の人は楽しいかは知らんが、ゲームから怖さをいっぱい感じられます。
ステンドグラスを落としに空中綱渡りするところが一番やばかった。
(この作品のはなしではないが、)VRゴーグル使えば高所恐怖症を解消できると聞いたことがあるので、ちょっと試してみようかな。
以下ネタバレあり
最後、村人に殺されちゃうかと思いました。
男の子を返しにきたのに、殺されちゃうなんて悲惨すぎでしょ・・・。
あれはダメですよ。悲しすぎる。泣く。
動物飼ったことある人ならわかる人も多いと思うんですけど、
物言わぬ分人間より感情移入しちゃうことあるんですよね。
人間は痛いって言えるけど、動物は痛いと感じても伝えることができないんですよ。
逆に平静を装ったほうが野生では生存率上がりますから我慢するんですよ・・・。
そんなこと考えながらプレイしてました。
謎な部分
謎はいっぱいあって、解消されたのとまだ全然わからんというものがあるんですが、個人的に気になったのは少年はなんか食わなくてええんか?
という部分です。トリコの食べ物ばっか用意してたけど自分のは?ってのが気になりました。
無理やりこじつけると「不思議な力でお腹が減らない」とかなんでしょうけど。
不満なところとまとめ
全体的には大満足です。
自分が想像していたものがちゃんと作中で表現されていたので。
ただ、全体的に単調な部分は否めないかな。
作品としては100点だけど、ゲームとしての爽快感はまぁそんなに高くないかなって感じです。
終わり。