日記

シンエヴァンゲリオンの感想

この作品は雰囲気で見るしかないと思う。
感想というか、感じたことをただ書き綴ります。考察とかじゃないです。

総合的な感想を言うと、「よく終わらせた!お疲れ様!」
って感じなのだけれど、細部を見るとよくわからんところは多い。

過去一番わかりやすかったのだと思うけれど意味がわからん表現は多いし、最後の船の外で話すシーンはやっぱ無理矢理感が強いと思う。

シンジくんにあたりが強い女の子あんまり物語の中で活かせてないよな、と思った。

あの土壇場の場面で、「エヴァ乗ったら大変なことになる」っていうのはないよなと思う。
もう少ししたら世界滅びるんだからさ。なんかしないとほんとに滅びるじゃん。
前作の諍いに決着つけるにはああするしかないのかな。

マリの目的と役割

イマジナリーとリアリティという言葉が出ていた。

シンゴジラは「現実」対「虚構」というコピーが付いていたと思う。
今作もそんな感じなのかなと思った。

現実でも救済するし、虚構が救済してくれることもあるよ、という。

そもそもこの作品がフィクションなので「リアリティ」ってなんなのよっていうのがわかりにくいと思う。
あの世界では「無機質、無関心、都会」みたいなものが虚構を表しているんじゃないかと感じた。
そして「有機質、人との関わり、田舎」みたいなものが現実で、色々考えずにただ生きていくことを目標にしてもいいんじゃない?という救いのように感じた。

だれとも関わりたくないし、フィクションの中でずっといたいって気持ちもあるだろうけど、そう言うわけにもいかないじゃんっていう。

歳を取らないエヴァパイロットは役割を演じ続け、歳をとった同級生はもともと与えられた役割を離れ「現実」を生きている。そんな感じがした。

シンジくんの幸せを願い続けたカオルくんも、落ち込んでいるシンジくんを罵り続けたアスカも何も変えることなくシンジくんを救うことは決してできなかった。

シンジくんをちょっと変えたのは「現実」の影響でちょっと変わった「アヤナミレイ(仮称)」だったりする。

シンジくんを救った「虚構」も存在する。
マリってのはよくわからん存在で、まさに「虚構」の象徴なんじゃないかと思った。
ずっと歌を口ずさんでしたり、にゃんが口癖だったり、現実にいたら相当変な女だ。
目的もよくわからぬままに感じた。

ほかのキャラクターとは違い、あまり裏の面やネガティブな面が存在しないように感じる。

新劇場版で追加され、やっぱりなんだか浮いた印象を受ける「マリ」。
絶望から救い出してくれるのはそんな底抜けに明るく作られたキャラクターしかない。

みたいなことが言いたかったんじゃないだろうか。

ゲンドウとユイ

最後ゲンドウってユイに会えたっけ?
というのが映画館でみて振り返って思ったことだった。

シンジの中にユイを感じただけで結果会えなかったじゃん・・・という記憶だったのだけれど、よくみたら最後エヴァが全部なくなるシーンでユイと共に自分に槍を突き刺してた。

シンジくんが「母さんを見送りたかったんだ」って言ってた。

目的、まじでそれかい。それだけなのかい・・・。

ちゃんとユイと会って、一緒に消えるという最後だったのですね。
多分、カオルとレイに転生して仲良く2人で生きてくんだと思います。

人間の考えた虚構だけの世界で人々を熱狂させた価値

正直いってわけのわからない、人の頭の中で作り上げた空想の世界。

それを映像・アニメーションとして形にして、
さらに人々を熱狂させるというのは本当にすごいことなんじゃないかと感じた。

自分は本当に夢中になった人間ではないけれどそこだけは本当にすごいと思う。
感想終わり。

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